樺沢紫苑著作「人生うまくいく人の感情リセット術」を読んで

本作品は文庫版で発売されました。これまで何冊も樺沢本を読み、講演会、主催塾に参加させていただいておりましたので、著者の考え方等は充分に分かっているつもりです。

精神科医、脳科学という観点から、本の題名の「感情リセット術」を語られているので、理論的であり、納得がいくことが多い本でした。

★★★★・・・自分の考え、行動に変化をもたらすようなことだが、ショックを受けるまでにはいかないことの場合。

本作品のような、いわゆるHOW TO本については、今後の自分の行動が変わるような内容を作品から感じ取るかが、最も重要と思います。

そういった意味では、樺沢本を多数読んできた私としては、本作品からは、下記の1点のみ、これからの自分の行動の念頭に置こうと思いました。

⇒絶対に諦めないで、締切、制限時間を決めて、「誰のために」「何のために」ということを明確にして、それに向かって頑張る。

脳科学的ににこれを説明しますと・・・

締切、制限時間をもうける⇒ノンアドレナリン、アドレナリンが分泌される⇒ノンアドレナリンは、集中力を高め、脳機能を活性化するもの。アドレナリンは筋力をアップし、身体能力を高めるもの。

「誰のために」「何のために」という目標を明確化することによって⇒意欲、やる気を起こすドーパミンが分泌されると同時に、ドーパミンの幸福感を10~20倍に増強するエンドルフィンが分泌される。

ということです。

人は自分の考える方向、思いによって全く変わります。

この他にも、怒っているとき、嫌いな人と接するとき等、自分がピンチの場面で、どのように自分の気持ち、考えを変えていけばいいか?ということが書かれていますので、是非一読した方がいい著書と思います!

映画「蜘蛛の巣を払う女」を観て

この映画はスウェーデン作家のスティーグ・ラーソンによる「ミレニアム」シリーズ三部作「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」の第4作目になります。(スティーグ・ラーソンが急逝したため、第4作目以降は彼の意向を受けたダヴィド・ラーゲルクランツが書いています)

スウェーデンが舞台となるこの作品は、母国をはじめ、各国で評判が良く、三部作はスウェーデンで映画化され、アメリカでも「ドラゴン・タトゥーの女」と本作品が映画化されました。

★★★・・・何かしらの気付きは得られるが、それが、自分の考え、行動まで変えるような影響を与えることではない場合。

私はこのシリーズは映画化されたすべての作品を鑑賞しています。

なぜそんなに面白いか?

それは、この作品の主人公であるリスベット・サランドンが作っている世界観に非常に魅力を感じるからです。

もちろん、架空の人物でしょうが、これまでとは違った女性ヒーローというところに最も惹かれます。これまでのヒーローはワンダーウーマンのように、美貌とパワーの両方を持った女性がヒーローでしたが、リスベット・サランドンはそれとは全く逆。背が低く、痩せていて、いかにも弱そうだが、実は、背中に大きなドラゴンのタトゥーを入れ、銃の扱いに慣れ、格闘技の心得もあり、記憶力抜群の天才的なハッカー!そして、暗い過去を持っている。また、表面上はすごく冷たい印象を与えるが、実は人一倍心優しい女性。

彼女はヒーローとは言えないかもしれませんが、世間の悪者に制裁を加える、正義の使者であり、女性としての優しさも充分持っている普通の人です。

女性のダークヒーローは世界でも珍しいのではないでしょうか?

人を引きつける人間の魅力は、奥深いものです。必ずしも、いかにもリーダータイプ、見識が深そうなタイプ、明るいスポーツマンタイプだけが、人を魅了するわけではありません。それとは全く逆だが、何かの能力に秀いで、考え、行動がブレない人が、ひたむきに取り組む姿勢も、人を魅了します。

昨今、ビジネス書ばかり読んでいましたので、お金を稼ぐ人はこんな人、人生で成功するのはこんな人・・・ばかりのHOW TO本の世界と実社会とは違う!と改めて思いました!

映画「マスカレード・ホテル」を観て

先日公開された東野圭吾原作の映画化「マスカレード・ホテル」を観てきました。

小説を映画化するのは、かなり難しい・・・私は原作は読んでいませんが、この映画のコマーシャルを観て、連想するのは、2006年1月に公開され大ヒットした三谷幸喜脚本・監督の「THE 有頂天ホテル」です。

両方の映画ともフジテレビ系で製作していますので、製作者側としては、その路線を狙ったと思いますが、脚本家としても、監督としても実績のある三谷幸喜がオリジナルで製作したものと、いかに実績があったとしても、小説の世界での東野圭吾では、映像化したときには、圧倒的な「差」がつくのが当たり前です。

★・・・私がインプット(経験)したことが、全く時間の無駄であった場合。

決して出演俳優では、見劣りがしない「マスカレード・ホテル」でしたが、脚本、演出面では、原作に引っ張られすぎているのか?見どころという場面は皆無でした。

私としては、時間があれば観ても良いとは思いますが、わざわざ時間を作って観る映画ではなかったということで、残念です・・

クレジットカード作成不可 銀行口座残高0(ゼロ)

何らかの事情で、「クレジットカード作成不可 銀行口座残高0(ゼロ)」となった場合、これからのキャッシュレス時代をどのように生きていけばよいか?ずっと考えていたところ・・・(もちろん、銀行口座残高0(ゼロ)とは手持ち現金があるが、何らかの事情で、銀行口座にお金を置いておけないという場合です)

昨日、参加させていただいた樺沢紫苑先生の「2019年大予言セミナー懇親会」で、講師の方に妙案を授かりました!

Kyash(キャッシュ)というアプリです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=co.kyash&hl=ja

このアプリは、いわゆるプリペイド式のクレジットカードになります。VISAがついているので、クレジットカードを登録しないとネット購入ができない場合には、最適です。なおかつ、支払いの2%が還元される!

また、リアルカードがほしい場合には、申請すればカードも発行してくれます!これで、店舗での使用もOKです!

もちろん、使用前にコンビニでお金をカードにチャージしておかなければなりませんが、これはしょうがありません。

このような観点で、使えるものを検索しても、なかなか出てきませんでしたが、まさに「事情ある人」にはスゴイアプリです!

皆さまも試してみてはいかがでしょうか?


ランニングでの気付き5

本日また最高記録を更新しました!

7.8kmです!

本日のランニングで気付いたことは・・・

1)今回、ルートを少し変えて、あまり人がいない高架下の道を走りました。そうしたところ、その間だけタイムが落ちたのです。なぜか?自己分析によると、人目がないからです。公道を走っているときは、あまり自分では意識していないつもりですが、少なからず人目があります。⇒従って、走るときは人目があるところを走る。

2)走る仲間を作る⇒一緒に走らなくても、タイム、距離を競うような仲間がいれば、より楽しくなるような気がします。⇒SNS等で探してみたいと思います。

3)距離を伸ばしたいときは、出発地よりできるだけ遠くまで走って行ってしまう。⇒いずれにしても戻らなければなりませんので、遠くに先に行ってしまえば、戻る距離が長くなります。

4)走っているときは、できるだけ頭の中を空っぽにして、何も考えないようにする⇒余計なことを考え出すと、疲れている足に意識が移ってしまうことがあります。そうすると、辛くなりますので、かえって何も考えないほうがよいように思います。

といったことです。

この「気付き」をビジネスに置き換えてみますと・・・

1)自分の目標を公言する。

2)同じ目標を持つ仲間と、切磋琢磨しながら競い合う。

3)目標は、手は届くが、遠すぎる目標ではダメ、ギリギリ手が届くか届かないくらいの目標を設定する。

4)余計なことを考えず、目の前のことに集中して取り組む。

といったことと思います。

スポーツでも、ビジネスでも一芸に秀でた人がすごいのは、このように共通する考えがあるからだと思います。

最近の読書の仕方

私はビジネス書を中心に読書しています。まだまだ読むスピードが遅いので、週1冊くらいのペースで読んでいます。

読んだことは、すぐに忘れてしまうのが普通ですが、最近は読書の意味:「その本を読んだことで、自分の考え、行動が変化する気付き」を最低でも3つは書き留めておくようにしています。

私は、読んだ本にラインマーカーを付けるのはイヤですので、何をするか?

最近の本は、重要な箇所と思われるところに、最初から太字にしている、あるいは、マーカーが最初から付いているような装丁の本が多くなっているので、その箇所を中心に、パラパラと読み返し、自分の心に留まった箇所に、付箋を貼り付けていくようにしています。

一回読んだだけで、最初から付箋を貼り付けてしまうと、本の全体が分からず貼っていますので、読み進めていくうちに、あれ?違うな?と思う箇所が逆に増えていったりします。

一回読み終えてから、再度見返すことで、ポイントが絞れますので、ちょっと時間がかかりますが、私は最近そのようにしています。

そして、この付箋をつけた箇所から3つ以上(せいぜい5つまで。たくさん書いても多くの考え、行動を変えるのは無理ですので)を選んで、ブログに書き、有言実行を心掛けます。

どうでしょうか?

皆さんも一度試されてはいかがでしょうか?

映画「羊と鋼の森」を観て

2016年本屋大賞の大賞を受賞した宮下奈都さん原作の映画化です。

★★★・・・何かしらの気付きは得られるが、それが、自分の考え、行動まで変えるような影響を与えることではない場合。

私は本を読んでおりませんので、なんとも言えませんが、本のあらすじをサイト情報から引用しますと、「ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った祝福に満ちた長編小説」とのことです。

当然、この小説が原作の映画化ですので、ストーリーとしては同じと思いますが、やはり文章と映像の違いは大きいように思います。このようなストーリー展開の原作は、主人公の考え、行動を埋める情景描写がおそらく秀逸であると思います。一方、映画で映像化した場合、人と絡む情景で、文章よりそれを素晴らしく見せることは非常に難しい!

なので、この映画はまず小説を読むことをお薦めします!

ただ、先輩の調律師が調律に魅せられた青年に語る言葉が心に残りましたので、ここでご紹介しておきたいと思います。(詩人 原民喜が書いたもので、彼が理想とする文体を表現したものとのことです)

これは「理想とする文体」とのことですが、私が「理想とする人間性」とも言えますので、ご紹介したいと思いました。

明るく静かに澄んでなつかしい文体

少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体

夢のように美しいが、現実のように確かな文体

続けていること

私は、特定の宗教に心酔しているわけではありませんが、ここ5年以上続けていることがあります。

水行です。

朝、お経を唱えた後に、冷たい水を身体の右肩上、左肩上から両方合わせて22回かけます。これは毎日続けています。どんなに寒い朝も、どんなに二日酔いだったとしても・・・逆に二日酔いの時は、身体がシャッキとして気分が爽快になります。

水行を始めたころより、神さまを意識するようになりましたので、神社にも週一回はお詣りに行くようになりました。

聞いたところによると、氏神さま、総氏神さま、土地神さま、産土神さまには、ほかの神さまより優先してお詣りに行った方がよいとのこと。

なので、今年は、土地神さま、産土神さまに、早速、初詣にも行きました。

継続的に水行をする、お詣りをするということは、「何かを願う」ということよりも、「自分自身に自信がつく」ということの意味合いが強いと思います。

自分がどんなに辛い時でも、継続してきたという自信。その自信が、人を強くするのだと思います。

新年にあたって、先般はトレーニングで決めたこと、今回は辛いときもあるが、継続することで、必ず自分の自信となることをご紹介しました。

皆さまも、是非、一度試みてはいかがでしょうか?

野菜たっぷり豆乳トマトリゾット

カットトマト缶、玉ねぎ、ニンジンがあったので、何ができるか?今回は、豆乳トマトリゾットを作ってみました!豆乳を使うと、リゾット風ということで、美味しく仕上がります!

材料

1)ご飯 180g 2)玉ねぎ 1個 3)ニンニク 1片 4)カットトマト缶 200g 5)調整豆乳 150mL 6)コンソメ顆粒 小さじ2.5 7)塩コショウ 小さじ 1/4 8)オリーブオイル 小さじ2 9)粉チーズ 大さじ1

準備

ニンジンは皮を剥き、粗みじん切りにしておきます。玉ねぎ、ニンニクも粗みじん切りにしておきます。ニンジン、玉ねぎはトレイに一緒にして、電子レンジで600W、4分ほど温めておきます。

レシピ

1)中火に熱したフライパンに、オリーブオイルとニンニクを入れ、ニンニクの香りが立ったら玉ねぎとニンジンを加えて、2分ほど炒めます

2)玉ねぎ、ニンジンがしんなりしたら、ごはん、カットトマト缶、調整豆乳を入れ、中火で2分ほど加熱します

3)汁気が無くなってきたら、コンソメ顆粒と塩コショウを入れ、中火で味が馴染むように混ぜ、火からおろします

4)器に盛り付け、粉チーズをふりかけて完成です

映画「15時17分、パリ行き」を観て

昨年公開されたクリント・イーストウッド監督作品です。2015年8月21日に実際に、アムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス社内で起きた事件を映画化したものです。

★★★・・・何かしらの気付きは得られるが、それが、自分の考え、行動まで変えるような影響を与えることではない場合。

この映画は、無差別テロを企てようと、この電車に乗り込んだイスラム過激派の男と、勇敢にそれに立ち向かった3人のアメリカ人を主軸に展開しますが、ポイントは、この3人のアメリカ人、当時電車に居合わせた乗客がそのまま映画に出演しているということです。

すなわち素人!

また、電車内の事件はすぐに終わってしまうので、主役3人の幼少期からその事件に至るまでのことを映画の9割くらいを使って語っていることでしょう。

幼少期にどちらかと言えば、学校の問題児だった3人が、いきなりヒーローになるわけです。まして、映画の主役として出演するのです。

日本映画ではまず考えられない設定でしょうし、まず映画会社が、興行成績が見込めないとして、お金をださないような気がします。

これまでアカデミー賞監督賞を受賞したことのあるクリント・イーストウッド監督だから製作できた作品と思います。

ヒーローもの?が好きなアメリカらしい作品でしたが、ヒーローではなく、素人です。私は、問題を起こして、神学校に転校させられた1人が(列車内では、銃を持つテロリストに対して、真っ先に、しかも勇敢に、取り押さえにかかった青年)子供のときから、大人になっても、眠る前に唱える「フランチェスコの平和の祈り」の言葉が耳について離れませんでした。

私にとって、この言葉は「人を受け入れ、人生を積極的に生きなさい!」ということを伝える言葉として、心に残りました。

なので、ここでご紹介したいと思います。(映画は抜粋していたようです)

「フランチェスコの祈り」

主よ、私を平和の器とならせてください

憎しみがあるところに愛を、

争いがあるところに赦しを、

分裂があるところに一致を、

疑いのあるところに信仰を、

誤りがところに真理を、

絶望があるところに希望を、

闇あるところに光を、

悲しみがあるところに喜びを、

ああ、主よ、慰められるよりも慰める者としてください。

理解されるよりも理解する者に、

愛されるよりも愛する者に。

それは、わたしたちが自ら与えることによって受け、

許すことによって赦され、

自分の身体をささげて死ぬことによって

とこしえの命を得ることができるからです