映画「羊と鋼の森」を観て

2016年本屋大賞の大賞を受賞した宮下奈都さん原作の映画化です。

★★★・・・何かしらの気付きは得られるが、それが、自分の考え、行動まで変えるような影響を与えることではない場合。

私は本を読んでおりませんので、なんとも言えませんが、本のあらすじをサイト情報から引用しますと、「ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った祝福に満ちた長編小説」とのことです。

当然、この小説が原作の映画化ですので、ストーリーとしては同じと思いますが、やはり文章と映像の違いは大きいように思います。このようなストーリー展開の原作は、主人公の考え、行動を埋める情景描写がおそらく秀逸であると思います。一方、映画で映像化した場合、人と絡む情景で、文章よりそれを素晴らしく見せることは非常に難しい!

なので、この映画はまず小説を読むことをお薦めします!

ただ、先輩の調律師が調律に魅せられた青年に語る言葉が心に残りましたので、ここでご紹介しておきたいと思います。(詩人 原民喜が書いたもので、彼が理想とする文体を表現したものとのことです)

これは「理想とする文体」とのことですが、私が「理想とする人間性」とも言えますので、ご紹介したいと思いました。

明るく静かに澄んでなつかしい文体

少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体

夢のように美しいが、現実のように確かな文体

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