福山雅治New CD「DOUBLE ENCORE」を聴いて~歌って語り継がれるよね~

歌手であり、ソングライターであり、俳優でもある福山雅治のNew CDを聴きました。本日よりテレビドラマが始まるということで、正に旬の状態と言っていいでしょう。

彼の曲は簡単でありながら、情景が目に思い浮かぶ曲が多いので、以前より好きでした。その中でも今回のCDはLIVEでのダブルアンコール、弾き語りとMCのみを曲を集めたCDとして発売されました。

★★★★・・・4点!!(5点満点)

このように、様々な会場でのダブルアンコールのみ集めたCDは珍しいと思います。まして、全曲弾き語り。普通は、異なる会場での録音であっても、曲はLIVEで演奏される最初から最後までの曲の抜粋で構成されると思います。このようなCDを発売するということに、福山雅治の人気の高さと、彼自身のギター弾き語りに対しての思い入れを感じます。

もともとはギター奏者として身を立てようと、東京に上京してきたとのこと。なかなか目が出ないところに、俳優としての話しと同時に、そのドラマでの主題歌の採用と、立て続けに、話しが決まり、気がついたら、スターになっていたとのことですが、なかなか言うほど順風満帆ではなかったと思います。

ただ、夢を諦めなかった。

1番大事なのは、自分の信念を曲げないこと。いろいろな困難に遭遇する中で、いつしか夢を諦め、毎日の生活に追われるといったことに、なりがちです。でも、諦めなければ、絶対に道は拓け、お金も後からついてくる。そういうものだと私は思います。

彼の楽曲の中で、私が好きな曲の歌詞をここに書いておきたいと思います。

文章とは違い、歌は気軽に誰でも歌えて、歌い継がれるもの。メロディーも歌詞も忘れない。すごいな~と今更ながらに感心してしまいます。

東京にもあったんだ(作詞・作曲:福山雅治)

東京にもあったんだ こんなキレイな夕陽が うれしいな君に見せたいな 君は元気かな

東京にもあったんだ  こんなキレイな月が うれしいな君も見てるかな 君に逢いたいな

いま以上自分以上に なりたかったんだよ 急いで急いで・・・勝つために覚えたこと この街のルールに 少しだけ染まったよ

お願いだ涙は隠さないでくれ お願いだ心は失くさないでくれ

ほらごらん一緒にさがしてた 明日に僕はまだ走っているんだよ

東京にもあったんだ こんなキレイな夜空が おかしいね涙こぼれている 君に逢いたいな

ときどき忙しすぎて 僕に迷ったり君にも怒ったり 生きるために傷つくこと この街のルールに もう少し逆らうよ

お願いだ涙は隠さないでくれ お願いだ心は失くさないでくれ

ありがとう一緒に泣いてくれた 君はね青春のゴールだったよ

ねえわかってたんだよ わかってたんだよ わかってるんだよ

東京にもあったんだ こんなキレイな夜明けが うれしいな君に見せたいな 君は元気かな

FMラジオ

最近、TOKYO FMの気になるラジオ番組を予約録音して、歩くときに聞いています。私は、歩いて1時間以内の距離であれば、時間の許す限り、歩いて行くので、歩きながら聞くにはちょうどいいBGMになっています。

ジョギングするときは、音楽、歩くときはラジオ番組といったところでしょうか。

予約録音するということで、お気づきと思いますが、DJが誰かで、あらかじめ番組を選んで予約しておきます。私の好きなDJの番組は土、日曜日に集中しているので、そこで録音して、月曜日~金曜日の間に聞いてしまいます。

ジョギングするときは、好きな音楽を聞くと、気分が高揚するので、コンディションとしてはよくなります。一方、ラジオ番組はDJにより個性が違うので、会話の面白さから、飽きさせません。

また、ラジオ番組は視聴者からのメール、はがきをDJが読んで、それに回答するという形式をとることが多いので、視聴者から送られてくる内容で、非常に興味深い内容のものもあります。また、どのようにDJが回答するのか?ということも、興味を惹かれます。素直に納得できる回答もあり、エッと思うような回答もありと、人により違うので、面白い!

海外諸国では、有名人がラジオのDJをやるということは、あまりないと聞いていますが(DJはDJで、他の仕事をしている有名人がDJをやることはない)日本では以前よりありました。今でこそ、SNSで個人でも自分の意見、考えを表明できる場所ができましたが、そのような手段がない時代は、ラジオというもので、ファンとのコミュニケーションを作っていたはずです。

皆さんも、時間があれば、ラジオを聞くということで、新たな「気付き」を得られることもあるので、オススメします!

ちなみに下記に、私が現在視聴しているラジオ番組を書いておきます。ご参考に

1)TOKYO FM毎週金曜日11:00~30分 松任谷由実「Yuming Chord」

2)TOKYO FM 毎週土曜日14:00~1時間 福山雅治「福のラジオ」

3) TOKYO FM毎週土曜日21:00~30分 角松敏生「ODAKYU SOUND EXPRESS」

4)TOKYO FM毎週土曜日23:00~55分 桑田佳祐「ニッポンハム ムーンライト・ミーティング 桑田佳祐のやさしい夜遊び」

5)TOKYO FM毎週土曜日27:00~30分 DJ KAORI 「715」

6)TOKYO FM毎週日曜日7:30~25分 丸山茂樹「五洋ホールディングス Presents SUNDAY BACK NINE」

7)TOKYO FM毎週日曜日12:30~25分 今井美樹「DUNLOP presentsLOVE UNITED」

8)TOKYO FM毎週日曜日14:00~55分 山下達郎「山下達郎のサンデー・ソングブック」

9)TOKYO FM毎週日曜日22:00~25分 江原啓之「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」

10)TOKYO FM毎週日曜日23:30~25分 木村カエラ「cosmic☆radio」

11)TOKYO F毎週日曜日24:00~30分 渡辺貞夫「Nightly Yours」

映画「三度目の殺人」を観て

是枝裕和監督、役所広司、福山雅治主演の映画「三度目の殺人」を観ました。日本では数々の賞を受賞している映画です。

★★★・・・何かしらの気付きは得られるが、それが、自分の考え、行動まで変えるような影響を与えることではない場合。

殺人の被疑者である役所広司が逮捕後、死刑判決が確定するまで、供述内容をくるくると覆す。それに翻弄されるが、次第と人間性の深いところまで読み解かなければ納得いかなくなる弁護士役を福山雅治が演じています。

結局、監督がこの映画で何を言いたかったのか?解釈は観客に委ねられ、考えさせられました。

被疑者は過去に一度、殺人事件を起こしているので、これで二度目になります。では、三度目とは?どういう意味か?

被疑者が裁判の途中で、最初は認めていた殺人を、実は自分はやっていないと主張したため、裁判官が検察側、弁護側を呼んで、密室で打ち合わせをする場面があります。

そこで、本来は最初に戻って、裁判をやり直さなければいけないのに、裁判官、弁護士、検察の「あうんの呼吸」で、審議継続、死刑確定判決までもっていってしまいます。正にこれが「三度目の殺人」ということではないでしょうか?

本来、神聖な判断で結論を出さなければならない「人の死」が、経済的合理性(時間短縮、金銭的な負担の軽減等)に優先され判断をくだされる。まして、それが、密室で、「あうんの呼吸」という理論理屈が全く存在しない世界でくだされる。それがいかに理不尽なことか・・・司法制度を批判すると同時に、そのような密室合議制が日本ではいかに多いか!ということを批判する作品ではないかと私は感じました。

私は、これまで是枝監督作品は何本か観ましたが、彼の作品は、日常を淡々と描きながら、そこから観客が何を感じるか?を観客に委ね、淡々とラストを迎えます。従って、???と思ったまま映画が終わり、その後、考えて、感じるといった映画が多いように思います。

映画にエンターテイメント性を求める私には、あまり好きではない作風ですが、なぜかしら過去を遡ると、日本映画ではこのような作風の作品は多いような気がします。

私としては、このような作品は一服の清涼剤のような感じで、続けて観るのはダメといったところでしょうか・・・