「アナザースカイ」を観て

皆さんは、お気に入りのテレビ番組はありますか?私は、毎週金曜日PM11:00より日本テレビにて放送している「アナザースカイ」という番組が好きです。

毎週ゲストが出演し、自分の「アナザースカイ」(「海外にある第二の故郷」、「憧れの地」のこと)を紹介し、その地にゲストが出向いて紹介する番組です。

先日放送された回は、これまで約2.5年間MCをつとめてきた中条あやみさんの卒業スペシャルでした。

私は彼女のファンというほどではありませんが、今回、出演最後にあたり、彼女がこれまでの出演の中で、何を学び、どのような思いで、MCという大役をこなしてきたか?彼女の語る言葉に感銘を受けたので、ここでご紹介したいと思います。

1)19歳でこの番組のMCに抜擢されたときの言葉:自分自身をもっと強くして、誰かにパワーをあげられるような人になりたい

2)俳優としての先輩から学んだこと:不安になって目に見えるゴールを欲しくなるときがある。ただ、ゴールを決めて、固まってしまう自分がいたら、逆にこわい。自分という人間を固めず、常に柔軟な対応ができるようにしておきたい

3)自分らしく、素直にゲストに向き合えるようにしよう。「不安」よりも「楽しむ」ことを忘れずにいたい

4)楽しみながら、挑戦をし続ければ、それがいつの日か、自分の糧となる

5)ゲストの方が、笑顔で、この番組に出れてよかったと言ってくれることに幸せを感じる

彼女はまだ22歳ですが、このようなことを感じ、考えて、仕事をしていることが素晴らしいと思います。是非、これからもがんばってほしいと感じました。

紙を愛する全ての人へ~3月5日放送の7ルールを観て~

このブログでも度々取り上げていますが、私はフジテレビ系で毎週放送されている「7 rules」という番組が好きなので、録画して、メモをとりながら観ています。一言で言いますと、仕事に熱中、熱狂している女子を追うドキュメンタリー番組です。

この番組では、マグロに熱狂している女子、かき氷に熱狂している女子、お菓子作りに熱狂している女子などいろいろなものに熱狂し、それを仕事にまでしている女子の日常を追いかけ、彼女たちが生活習慣として、どんなことを自分のルールとしているか?を7つあげて語ります。

その番組で、3月5日に放送された女子の熱狂は、「紙」でした。

私は、以前の仕事で、相当な金額の紙をこれまで扱いましたが、自分では紙そのものについて、愛着、愛情を持って接したことがこれまでありませんでした。なので、「紙」を愛し、これを仕事に(紙を販売して実績を上げる仕事と、紙への愛で実績を上げる仕事は違います)しているこの回の番組主人公、津田淳子さんとはどんな人?という思いをもってこの番組を観ました。

紙を愛する全ての人へ・・・毎号即完売の大人気雑誌「デザインのひきだし」編集長 津田淳子(44歳)

デザインのひきだし」とは、グラフィック社が年3回発行しているデザイン・紙・印刷・加工のことを専門に書いている雑誌になります。発行部数:12,000部、定価:2,000円です。この雑誌が発売されると、即完売になってしまうとのこと。

毎号テーマを決め、そのテーマに関連する会社40~50社に彼女自身が出向いて、取材を行う。そして、彼女自身が記事を書き、構成を決めていく。当然、彼女が出向く会社は、印刷工場、加工会社、製紙メーカーまで、紙に関わる商売の川上から川下まで、全ての会社に及びます。そこで、わからないところは徹底的に聞きまくります。また、製紙メーカーでは、屋外の大量に山積みされたチップ(紙の原料となる木材の破片)の上に寝転び、そのチップを記念に持って帰ったりします。

そんな彼女の7rulesは・・・

1)表紙に1番お金をかける

2)定価:2,000円をキープする

3)見たことない紙は持ち帰る

4)知ったかぶりをしない

5)気になる技術は名刺で試す

6)原稿は写真の説明文から書く

7)自分が読みたい本を作り続ける

ということです。

これまでは、自分の好きなこと、興味があることを仕事にするということは難しいと言われてきました。よく言われるのは、才能がある、才能がないというところで、才能があったから、好きなことを続けていても、それでお金を稼ぐことができたと言われることです。

本当にそうでしょうか?私は、才能とは洞察力と考えていますので、後天的な努力で身についたものと思っています。本当に、好き、興味がある、というものであれば、それを続けるために、どうしたらいいか?考え抜きます。考え抜くからこそ、続けられるのだと思います。

今さらですが、紙関係の商売をやっていた頃の私は、父から押し付けられた商売をイヤイヤやっていたという思いがあります。(父はまさにイヤイヤやっていたので、それが知らず知らずのうちに、私に伝播したのかもしれません)ただ、考え方を変えれば、面白くできたかもしれません。

これまでの私の人生は好きとか、興味があるから、といった自分主体で、物事を決めていくことがない人生でした。ただ、これからは、自分主体で、好き、興味があるという自身の感情、感性主体で動くようにしていくべき、そして、そのときは、それで稼ぐ、続ける、ということがどうやったらできるか?考え抜こう!と心新たに思う気持ちになれた番組でした。

みやぞんさんの話しに感動した私

私は、気になるテレビ番組はとりあえず予約録画して、後から早送りで観るタイプの人間です。もちろん、早送りでみれるものと、見れないものがあるし、早送りで観ていても、気にならない番組は途中まで観て消去してしまいます。

でも、このように観ていても、感覚感性で、気になった言葉、画像などは記憶の片隅に残ります。そして、それを誰かに話します。そうすると、さらに記憶に残ります。また、話した誰かがその話題に興味を持てば、もう一度番組を見返したりします。

ただ、たくさんの番組は観れませんので、ドラマ、ドキュメンタリー系の番組がほとんどです。その中のひとつに、毎週土曜日7:30~「サワコの朝」という番組があります。この番組はベストセラーエッセイ「聞く力」の著者で有名な阿川佐和子さんがインタビューアーとなって、毎週、多彩なゲストを呼んでトークをする番組です。流石に「聞く力」の著者だけあって、ゲストの本音を嫌味なく引き出し、語らせる力は大したものなので、思わず見入ってしまいます。

その番組に3月9日に出演されたみやぞんさんの話しが、すごい!そのとおり!と感動しましたので、ご紹介したいと思います。

詳細は以下のサイトをご覧ください。ここに要約しますと・・・

ポイントは「なんで、みやぞんさんはテレビに出演しているとき、そんなにいつも笑っていられるの?」です。カメラが回っていないときは、ブスッとしているんじゃないか?疑惑がある。

それに対して彼の回答が素晴らしい・・・

1)例えばスリに遭ったとき、スリに対してどう思うか?・・・「なんで盗るんだ!って思いますよ!スルなと。でも、物事起きたことにに関しては全てプラスに持っていく」さらに、「お金をぞんざいに扱っていたからこういうことが起きたのかもしれない。じゃあ、お金に感謝するか。ただ、損したじゃ終わりたくない」

2)「僕、もしかしたらコンマ5秒を行きている可能性がありますね。「今」って言ってる時点で今が過去になるんですけどもう今今今今今!!その感じで今を楽しく。10秒先も未来だとしたら今楽しく今ここを楽しくってズッと続けていたら一生幸せなんじゃないかなっていう考え方なんですよ。今楽しくやっていれば自然と未来は明るくなる。そういう風に思っています」

今に全力投球するから、すべてがある。逆に、今に全力投球できなければ、心配、不安な気持ちがドンドン大きくなっていく。そして、今に全力投球できない理由を探してく・・・

以前は「プラス思考だけじゃ世の中、生きていけないよ!」という考えが強かった私ですが、今は違う考えの私がいます。でもそれでいいと思います。

WOWOWドラマ「スキャンダル 託された秘密」最終話を観て

2012年4月にアメリカでスタートしたこのドラマが、シーズン7で先日、完結しました。全124話続いたホワイトハウス内で起きる、スキャンダルを解決するロビーストの話しです。当然、これだけ長いドラマでしたので、大統領選の前からドラマは進行し、目的を達するためには手段を選ばないロビーストが、最後は正義に目覚め、改心するといった感じでドラマは終わります。

ただ、ここに至るまで、目的を達成するために、ホワイトハウス内で殺人はするは、平気で敵対する相手を騙すは、選挙の集計結果を誤魔化すは、出演者全員が悪党といった感じです。

その中でも、不器用で、1番信用が置けた司法長官が、最終話では、大統領の椅子に固執する副大統領に毒殺されるといった悲劇が描かれました。そして、この事態を収拾するため、生贄として、この副大統領の側近で、殺人を請け負っていた実行犯だけが刑務所に投獄されることに・・・

★★★★・・・自分の考え、行動に変化をもたらすようなことだが、ショックを受けるまでにはいかないことの場合。

ドラマを観られていない方にはわからないと思いますが・・・一言で言えば、こんなこと本当にありうるの?????と・・・?が何個もついてしまうような物語展開でした。

日本のドラマでも、政治スキャンダルもののドラマはありますが、ここまで一国の代表者をスキャンダルまみれに描くことは無理と思います。

なぜここまで描けたのか?

私は、アメリカ大統領が国民の直接選挙で選ばれたからだと思います。

国民が直接選挙で選んだということは、国民の代表者という意識が国民側も強いのではないでしょうか?国民の代表者ということは、代表者というだけで、国民に違いないのです。

したがって、悪いことをするだろうし、スキャンダルも抱える。聖人君子なんてありえないと、最初から国民も考えている。それも含めて本人の力量と評価されるわけです。

日本は・・・というと、間接選挙で総理大臣は選ばれるので、国民の意識も自分たちが選んだという意識が乏しく、よくわからん?といった感じではないでしょうか?なので、本人のスキャンダルというより、取り巻き、側近が悪いことをして、その影響で、辞任するというパターンになる。本人の足を引っ張るには、女性スキャンダルしかない!といったことでしょうか?

スキャンダルも抱えながら、ビジネス上の実力、政治手腕で評価されるアメリカと、手腕、実力よりも、お行儀の良さの評価が優先される日本、資本主義社会という経済社会の中で、どちらが勝つか?ハッキリしてしまいますね・・・

テレビ番組「7ルール」を観て

私はテレビ番組では、ドキュメンタリー系、対談系の番組が好きです。もちろん、1シーズンで気になったドラマは2~3番組くらいは観ます。その中で、最近最も好きな「7ルール」という番組(フジテレビ系 火曜日 23:00~23:30)は、毎回メモをとりながら観ています。頑張る女性が毎回出演して、ドキュメンタリーのように日々の行動に密着しながら、彼女の7ルールを聞いていくという番組です。

以前のブログに書いたエピソードもありますが、今回は京都で「佰食屋」というお店を経営する(https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260401/26021357/

オーナー中村朱美さん(34歳)のエピソードを書きたいと思います。

彼女は子育てしながら働きたいという夢を叶えるため、一日100食限定の極上ステーキ丼を専門に出す店を開業しました。そして、今ではその他に2業態の店を経営し、だいたい14:00くらいまでには100食を売り切り、夕方には帰宅して、子供、家族との時間を大切にするという生活ができるまでに業績を安定させることに成功しました。

そんな彼女の7ルールとは?・・・

1)食材は使い切る(筋の部分は調味料と一緒に煮込んで自家製ソースにする。形の悪い肉はミンチにしてハンバーグにする。)

2)昼食はジュースで済ませる(家族、子供と過ごす時間を作るため)

3)夕食は絶対家族全員で食べる

4)髪型は変えない(広告宣伝費を使わないため、自分が広告塔に。何年経っても自分と分かってもらうため、髪型は変えない)

5)やる気に溢れている人は雇わない(100食限定なので、やる気に溢れていいる人より、優しく真面目な人を選ぶ)

6)毎晩30分 本を読む

7)100食限定(仕事だけが人生ではない、仕事以外の時間を従業員にもとってほしい)

ということです。

もちろん、業績が安定するまでは、お客さんが店に来ない日々が多々あったと思います。ただ、彼女の信念を曲げない。意思の強さがここまでの店にしたのだと思います。

ライフスタイルは個人によって違うとは思いますが、最も重要なことは、自分にとって重要なことを優先し、そうでないところは思い切って切り捨てるという覚悟が必要なのでしょう。なんでもできるスーパーマンはなかなかいませんので。