チョット後味の悪い映画を観てしまいました。フィクションと言いながらも、映画の中で描かれているのは、まさに現政権下で起きた政治スキャンダルが題材となっていると思われます。
★★★☆3.5点・・・(満点5点)
後味が悪いと書いたのは、エンディングの場面の意味が理解できず、結局、真実を報道した新聞記者が、逆に追い詰められてしまうのでは?といったこと?と考えてしまうからです。
アメリカ映画では、古くは「大統領の陰謀」、昨今は「バイス」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」で、政治スキャンダルものは数多く取り上げられてきましたが、日本ではまったく珍しい!
自分の意見をハッキリ言うのが不得意で、目立つと頭を叩かれる日本国民。SNSがこれだけ発達した世界での情報操作はある意味、簡単にできてしまうし、何が真実?と考えさせられてしまいます。
冷静に状況を分析し、自分の意見をハッキリと言う。そして、議論を戦わせる。まずは議論する場所に立たないとダメです。昨今は、その場所に立つことを拒否する人がいかに多いことか・・・
逃げていては、何も始まらない!
そんなことを再認識する映画でした!