今日は、音楽の話しです。私の人生の中で、音楽は重要な位置を占めています。楽器を少々やっていたこともありますが、人生の節目節目でそのとき聞いていた曲がパッと頭に浮かぶことが多々あります。
私が高校生で、コピーバンドを始めたとき、「ニューミュージック」というジャンルの音楽が流行ってました。フォークとロックの間の音楽というのでしょうか?「かぐや姫」とか、「吉田拓郎」とか、これまでギター1本で歌っていたフォーク・シンガーが、ドラム、ベース、パーカッション、ホーンセクションなどを従えてバンド編成でコンサートを演るようになったときの音楽ジャンルを総称してこのように呼んでいました。
そのときに「かぐや姫」のメンバーでの一人だった伊勢正三のことが、先ほど言ったようにパッと頭に浮かんできました。
グレイテスト・ショーマンの映画に感動したからでしょうか?
先日のブログでも言いましたように、映像と音、この組み合わせが人の心に最も強い印象を残します。
歌には映像はありませんが、唯一、伊勢正三の曲だけは、私は曲から映像を思い浮かべてしまいます。多分、それはメロディーと歌詞のマッチングが秀逸だからだと思います。
数ある伊勢正三の楽曲から、これから夏を迎えるにあたり、「湘南 夏」という曲をご紹介したいと思います。
心に残る、心に刺さる映像、音、言葉、残したいですね!
「湘南 夏」
湘南に帰る人達の
顔がとても優しい
少しこころが落ち着いた
鎌倉過ぎたあたり
なぜ海が見たいのだろう
もう若くもないのに
もしも沈む夕陽に間に合えば
ただそれだけのこと
湘南に帰る人達の
腕が西日に染まり
日焼けのあとが暖かく
Yシャツに触れている
なぜ海が見たいのだろう
もう若くもないのに
海に沈む夕陽を見届けて
ただそれだけのこと