村上春樹著作「職業としての小説家」を読んで

私がこの本を読もうと思ったきっかけは2つあります。

1)私が参加しているコミュニティーの主催者である樺沢紫苑先生よりこの本を薦められたから。

2)村上春樹氏の小説はこれまで読んだことがありませんでしたが、以前よりなぜこんなに人気があるのか?

ということからです。

小説も読んだことがないのに、いきなり自伝的なエッセイ?と思われるかもしれませんが、私の読書・映画・ドラマ傾向としまして、ノンフィクションの世界でないと、リアリティー感がなく、なかなか最後まで読めない・観れないという傾向があったからです。

結果・・・驚きました!

ノーベル文学賞の候補にも上がる村上春樹氏があまりにも普通の人だったからです。

★★★★・・・自分の考え、行動に変化をもたらすようなことだが、ショックを受けるまでにはいかないことの場合

普通の人ではあるが、小説家として必要なこだわりが少しトッピングされてる感じ?といったところでしょうか。

じゃあ、何がトッピングされている?

様々な世の中の事象、目の前で起こることを一旦、自分の頭の中の抽斗にしまうが、小説を書こうという時に、それを引き出し、物語にしてしまうこと。

一言で言うとこうなってしまいますが、これができる前提に、春樹氏の圧倒的な読書量、好奇心、探究心、孤独の世界に耐え得る忍耐力、持続力といった個人の力があったような気がします。

私は父より「人間の能力なんて、紙一重の違いしかない。その違いは考え抜く力」と言われたことがあります。

私が先ほど申し上げた春樹氏の小説家になる前提にあった力は、どの人間にも備わっているものです。おそらく、春樹氏の持っている基本的な力は、我々とあまり違いはないのだと思います。ただ、ほんの少しだけ優っている。

普通の人と感じたのは、このほんの少しの違いを感じたからです。

世の中、いろいろな人がいますが、ちょっと名が知られるようになると、俺は君たちとは違うんだ!という態度をとる人が多い中で、普通を感じさせる春樹氏は逆に、すごい!と感じました。

そんな春樹氏の書いた小説を読んでみたい!という気持ちになった本でした。

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