明日で、今年もあと1ヶ月になりました。
会社が大変だった頃は、月末前日(すなわち今日)はお金をかき集めるのに、東奔西走しておりました。手形取引がほとんどでしたので、月末に手形を落とすお金が当座預金にないと、発行した手形が不渡りになります。
なので、最後のひと押しをするため、月末前日の夜中まで策を巡らしておりました。
月末前日になると、常にその思い出が頭をよぎります。策略、土下座、涙ながらの陳情、一人で行った債権者の前での説明会・・・ありとあらゆることをしました。
今は落ち着いて考えられますが、当時は、落ち着いて考えることもできず、できるだけ会社にいないようにと・・・外出ばかりでした。
今はなんとか、落ち着いて、来年のことを考えられる自分がいます。
あと1ヶ月、年末には今年の振り返りをし、来年のことをゆっくり考えたいと思っています。
おそらく人生には、立ち止まらず走り続ける時期と、立ち止まって考える時期があるような気がします。立ち止まって考える時期には、無理せず、これまでの自分とこれからの自分を冷静に見つめて、「よし」と思ったときに、一気に走り出す。
若いときの自分と、少し歳を重ねた自分の違いは、歳を重ねた自分の方が、走り出したら加速がメチャ速いということです。
メチャ速く走れる自分に期待して、あと1ヶ月、じっくり考えてみたいと思う今日このごろです。