WOWOWドラマ「悪党~加害者追跡調査~」が面白い!~人を許すことの大切さ~

WOWOWドラマ「悪党~加害者追跡調査~」が面白い!「悪党」という題名より、加害者追跡調査の方が、このドラマには合っているような気がします。

とある探偵社が、過去に自分の息子を殺された依頼人から、現在保釈された加害者が何をしているか?という調査依頼を受けます。その結果で、加害者に恨みを持つ被害者家族が、その加害者を許すか?許さないか?を決め、葛藤しながら、ある人は許し、ある人は復讐するという経緯を毎回ごとに違う調査依頼で、ドラマ化したものです。

過去に依頼人と同じように、家族を殺された東出昌大さん演じる調査員の目を通してそれが描かれ、最初は許す気持ちなんて全くない被害者家族が、苦渋の決断をするまでの過程を描いています。

家族を殺されるという最も悲惨なことを体験して、その加害者を許すなんてことは、なかなかできるものではないように思います。ただ、人を許さなければ、その被害の連鎖がさらに広がる・・・

殺人といった犯罪でなくても、我々は日々の生活の中で、中傷、誹謗、批難を受けることがあります。それは、いかに謝罪されようとも、傷ついた心の傷が癒やされることはないように思います。だから「一生許さない」と思う気持ちはわかりますが、そこである意味、自分の思考、成長が停まってしまいます。

なかなか難しいとは思いますが、そういったことを乗り越えてこそ、自己成長。

私は、「反省するが、後悔しない(過去を顧みない)」ということを自分の信条としていますが、それにピッタリとフィットするドラマです。