そして、私は中学受験に望みました。受験した学校は5校ほどだったと思います。いずれの学校も名前を言えば、皆さんがよくご存知の学校ばかりです。
結果・・・ことごとく失敗しました。
原因?よく分かりません。まあ、単純に学力不足ということでしょう。
結局、進学したのは、小学校と同じ区域にある公立中学です。この中学も公立ですが、小学校と同じように区域外からの通学が多く、ほとんどの生徒が電車通学をしておりました。
そんな中、私は中学受験の余韻が、中学入学後も残っており、次回の受験は3年後ということに関わらず、一生懸命に勉強をしておりました。
なので、中学1年生の途中まではクラスで1番か2番かといった成績をとっていました。
ところが・・・本来、相当不器用な私は、勉強に打ち込むあまり、クラスメートとはほとんど話しをすることもありませんでした。
見かねた担任の先生から、私の親に、「もっと友達とコミュニケーションを図らなければダメ」という話しがありました。(今の学校教育でも同じでしょうか?当時の教育方針は、生徒の個性を育てるというより、周りの人、友達と上手くやっていく能力を重視していました)
私は、先生から親経由で言われたこの話しが特に気になり、「どうすればいいんだ?」と真剣に悩みました。
悩んだ末、出した結論は、「バカになろう!」でした。
結論を出した翌日から、勉強は程々にし、クラスで目立つ存在になろう!ということで、「悪ガキ」を演じました。
当初、クラスメートはびっくりした様子でしたが、これまで全く先生に怒られることが無かった私が急に「いたずらっ子」に変身し、先生に怒られる様子が面白かったのでしょう・・・急にクラスの人気者になってしまいました。
なぜ、こんなにも急に変身できたのか?これも分かりませんが、小学校3年生まではクラスの人気者でしたので、そのような素養が潜在的にあったのかもしれません。