銀座KENTO’Sにて

先日、銀座KENTO’Sに行ってきましたが、皆さんはご存知でしょうか?http://kentos-tokyo.jp/ginza/

Wikipediaによると、1976年に六本木に開店したのを皮切りに今では全国で店舗展開をしている、オールディーズ生演奏パブ?といったジャンルの店です。

オールディーズと言っても、1970~1980年台の音楽が中心で、客層も40~50代のお客さんが中心です。

私は六本木KENTO’Sには過去何回か行ったことがありましたが、銀座KENTO’Sは初めてでした。六本木KENTO’Sよりも広く、12名編成のバンド演奏が始まると、すぐにステージ前のスペースで踊るお客さんで一杯になりました。

私もほとんどの曲を知っていましたし、気持ちが高揚して思わず踊りたくなりましたが、久しぶりに会った後輩が一緒でしたので、着席しながら音楽に合わせて身体をローリング(?)させていました。

また、昨今大ヒットしている「ボヘミアン・ラプソディ」の主人公、クイーンの曲を2曲も演奏するという、大盛り上がり大会の様相を醸し出していました。

この状況で、私がつくづく思うのは、オールディーズと言われる言葉の年代の変化です。今言うオールディーズは50歳代、60歳代の人たちが学生の頃聞いていた音楽です。

ただ、これは身体が動いて、お酒が飲めて、食事ができて、ある程度お金を使える年代は、50歳代、60歳代が限度だからでしょう。高齢化と言われる時代で、もっと元気な60歳が増えれば、変わってくるとは思いますが・・・(KENTO’Sが70歳台のおじいちゃん、おばあちゃんで埋め尽くされる!)

なので、店側は大変です。もしこの人たちが身体が動かない、お酒が飲めない、食事ができない、お金が使えない状況になったらと考えると、学生のころ、違う音楽を聞いていた若者は店には来ないわけで・・・

オールディーズは引き継がれない!

KENTO’Sで演奏される音楽と、ステージ前で曲に合わせて踊っているお客さんを見て、そんなことを考えた瞬間でした。

 

Larry Carlton live at Billboard Tokyo!!

★★★★★・・・これまで経験したことのない、ショックを受け、劇的にこれまでの自分の考え、行動が変わる場合。

皆さんはラリー・カールトンといいうアメリカのギタリストをご存知でしょうか?https://ja.wikipedia.org/wiki/ラリー・カールトン

今年で70歳になりますが、日本では1980年代フュージョンというジャンルの音楽が流行った時代に「Room335」という名曲をリリースし、有名になると同時に、スタジオミュージッシャンとしても数々のヒットアルバムにギタリストとして参加し、名フレーズを聞かせてくれた人です。

日本に何回もLIVE TOURに来ておりますが、私が観たのは今回が初めてです。今回初めて行った理由は、彼がアルバムにギタリストとして参加していたSteely Danの曲をアレンジして演奏する!ということで、行ってみたくなったからです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/スティーリー・ダン

残念ながら、私がよく知っているSteely Danの曲は演奏しませんでしたが、ジャズとR&Bを白人が融合して曲を作ったら、正にこうなるぞ!ということを見せつけていたSteely Danの曲は、これまで聞いたことがない曲でも、私には自然と身体が動いてしまうような楽曲ばかりでした。

そして、それをLarry Carltonを中心に、アメリカから来たドラム、ベース、キーボード、サックス、トロンボーン奏者が「こんなに上手い俺たちの演奏を聞いていきなよ!」といった感じで楽しみながら語りかけてくる演奏に聞き入ってしまいました。

彼らはなんでこんなに楽しそうなんだ?

日本人のミュージッシャンも楽しそうに演奏していますが、彼らとは何かが違う!おそらく、表現力?といった小手先のテクニックの違いではなく、気持ちの違い?のような気がします。

確かにこれは彼らにとって仕事です。仕事ですが、本当に心の底から楽しんで演奏している!それが我々にも伝わってくるから、我々も楽しい!

これはよく言われることですが、仕事に楽しみながら取り組め!もし仕事が辛いと感じるならば、辛くならないような工夫をして取り組め!

でも、これも違います。工夫する?工夫するということは、Thinkingです。Thinkingではなく、Feelingなのでしょう。