映画「アルキメデスの大戦」を観て~何かに秀でることは素晴らしい!~

先日公開された映画「アルキメデスの大戦」を観てきました!原作は三田紀房さんのマンガです。私はマンガは読んでいません。

この映画のキャッチフレーズは、数学で戦争を止めようとした男の物語ということで、戦闘シーンが多い戦争映画とは違い、静(セイ)の中での、熱意を全面に押し出した映画となっています。

従いまして、主人公の苦悩、情熱が画面上にほとばしり出るくらいの演技が要求される中、菅田将暉はまさにそれにうってつけの役者ではなかったかと思います。

★★★☆3.5点・・・(5点満点)

日露戦争、第一次世界大戦を経て、第二次世界大戦に参戦した日本は、勝利する見込みのない戦争に、軍主導の名誉とプライドだけで、臨んでいった・・・

日露戦争のときは、大国ロシアを相手に、実戦と外交の両面作戦で、なんとか勝利した日本と第二次世界大戦に参戦した日本の軍部、国民感情があまりにも違う。ほんの数年で、なぜこんなに変わってしまったのか?色々な要因分析がされていますが、事実として、変わってしまった。

保身、名誉、プライド、見栄、お金・・・これらすべてが複合し、人の目を曇らす。「曇らない目で事実を直視し、信念で生ききる」ことが、いかに大事かと思います。