映画「空母いぶき」を観て~平和な日本~

本作品は、かわぐちかいじ原作のマンガですが、私は読んでいません。単純な戦争映画なのか?全く予備知識もなく、映画を観てしまいました。

★★2点・・・(5点満点)

「戦闘」と「戦争」の違い・・・相手方からの攻撃に対しての防御を主体とした戦いは「戦闘」であり、こちらから積極的に攻撃するのは「戦争」ということで、相手国から仕掛けられた戦争に対して、日本の政治家、自衛隊がどのような対応をするのか?という非常に難しい問題を真正面から捉えている映画です。

テーマが重すぎるのと、戦闘シーンの緊迫感が、この映画を暗く、重くしており、その暗さを、「獣になれない私たち」というドラマでブラック企業の社長を演じて話題になった山内圭哉さん、コメディー的な演技が得意な小倉久寛さん、コンビニのチョット人が良すぎる店長役で出演されている中井貴一さんなどが、明るい方向に持っていきますが、ちょっと無理があったようです。

テーマがあまりにも重すぎるため、映画を楽しく観るために必要な「感情移入」「ハラハラ・ドキドキ感」といったものを、あまり感じることなく、終演してしまいました。

きっと原作のマンガは面白いと思いますので、残念です。

ただ、平和な日本がいいな!と思える映画でした。