今、映画化、ドラマ化される原作が最も多い小説家、池井戸潤氏原作、野村萬斎主演の映画「七つの会議」を観てきました!
映画としては、現在の日本映画では欠かせない俳優(香川照之ほか)がまわりを固め、非常に見応えのある作品に仕上がっていました!
題材も、経済界を実際に揺るがした「リコール隠し」を題材として取り上げ、日本ではブラック企業と言われるであろう会社の実態、経営者の怠慢、見栄、傲慢さなど、随所に悪しき日本企業文化を描いている点では、なるほど!と思わせる箇所が多々ありました。
★★★★・・・自分の考え、行動に変化をもたらすようなことだが、ショックを受けるまでにはいかないことの場合。
特に、下記の3点について感じました!
1)改ざん等で真実を隠して取得したもの(売上、利益、人など会社の資産となるものすべて)は、すぐに失くなる
2)どんなに不利益なことを要求されようとも、自分の信条を曲げて、(バレなければいい、会社の利益になればいいというような理由で)取り組む必要はない
3)地位に固執するな、形式に固執するな、金に固執するな、他人を羨ましいと思うな、ということを念頭に置き、私という人間だけを見て、付き合ってくれる人を大切にすべき
会社組織にいますと、時として、要領がいい人、Yes manが出世していくことが多いように感じますが、そうでもありません。バカ正直な自分を見ていくくれる上司が必ずいるものです。
そんな人としての原点に立ち戻らせてくれる映画でした。