映画「劇場版ファイナルファンタジーⅩⅣ 光のお父さん」を観て~家族の原点はお父さん~

久し振りに感動して、涙する映画でした!

★★★★★5点満点!!!

私の父は日本の高度成長時代を支えた商社マンでしたので、ほとんど家にいませんでした。半年、1年海外出張は当たり前の世界でした。なので、たまに家にいると、会話もなく、存在が鬱陶しかった思いがあります。

この映画のお父さんも、単身赴任で、仕事一筋のお父さん。そんなお父さんが会社を辞めて家にいたら、本来は家族にとっては鬱陶しい存在のはずですが、この家族は息子を中心に、お父さんとのコミュニケーションを図ろうとするところが素晴らしいです!ただ、お互いが長年わからないまま、家族という形の中で一緒に暮らしていた・・・その溝を埋めたので、ファイナルファンタジーⅩⅣのキャラです。

そもそも家族であっても、個人の集まりです。それぞれの性格も違います。ただ、世界で物理的には一番近しい存在。拒絶するのは簡単ですが、歩み寄ってお互いを理解する姿勢がまず必要なのでしょう。

逆に言えば、近しいからこそ、許せない!と思う部分も出てくるとは思います。

本作品はもともと、ブログ上の日記が人気になり、書籍化、ドラマ化、映画化という道のりを辿って完成したとのことですが、ベースにあるのは、そんな家族を作ったお父さんが一番スゴイ!と家族が思っていることです。お父さんが家にいるとか、家事手伝いをしてくれるとか、子供の面倒をよくみてくれるとか、それらのことも大事ですが、もっと大事なのは、お父さんの大きくて、広い背中です。

この映画を観て、そんな思いでいっぱいになりました。