映画「スパイダーマン/スパイダーバース」を観て

先日、アカデミー賞長編アニメーション部門で、最優秀賞を獲得し、高評価を得ている同作品を観てきました!

★★★☆3.5点・・・明日からの自分の行動に変化を及ぼすような映画ではありませんが、エンターテイメント系の映画として、充分に楽しめる作品です

私は、あまりアニメーション映画は観ません。それは、私が子供のときのアニメーションと、現在のアニメーションの物語構成がちょっと違うと感じてたからです。

私の時代のアニメーションは、「巨人の星」「あしたのジョー」とかのスポ根ものが中心で、リアル世界の、超現実的な目標達成ものが多かったように思いますが、現在は、この「スパイダーマン」のようなヒーローものは別として、どちらかといえば、現実とはかけ離れた世界を前提に、繰り広げられる物語が多いと感じていたからです。

なので、大概の方が好きなジブリ作品もあまり観ていませんでした。

この作品についても、最初から期待していた訳ではありません。ただ、昨今のマーベル作品ブームに乗って少しは面白い映画なのかな?といった程度の認識しかありませんでした。

ところが、観てびっくりしました。

アメリカ映画のアニメーションとは思えないほどのきめ細かさ、音楽とみごとに融合された画像展開、物語に圧倒され、約2時間の上演時間がアッと言う間に過ぎてしまいました。

感動を与える映画、何かを考えさせられる問題提起をする映画など、とは全く違った、エンターテイメント系の映画のように思います。

良い映画、面白い映画の定義はありません。約2時間、お金を払って観た価値のある映画と観客が認めれば充分なはずです。

それぞれの人間の個性と同じように、切り取ったひとつの断面が「人の心に残る」「人に感動を与える」ことができれば、充分なのです。決して完璧を目指す必要はないのです。