子供主体の教育~4月16日放送の7ルールを観て~

今回の主役は、1,000坪の雑木林に囲まれた人気保育園の6ヶ月に密着 しぜんの国保育園 園長 齋藤美和さん(37歳)です

この保育園は、子供のやりたいことに寄り添う保育園として、国内外で有名になっているとのこと。1979年に町田市で開園し、現在は園児162名。

園児が洋服作りをしたいと言えば、その道のプロまで招くことまでします。朝、子供が今日は何がしたいか?先生と話し合い、それぞれの目的に合わせた部屋で過ごせるよう、工夫されています。例えば、「ままごと」「建築」「研究」「音楽」といった部屋がそれぞれある。

子供を対象にした事業は、だいたい提供者側の論理で、管理しやすいうように作られることが多いように思います。特に保育園という小学校に進学する前の子供は、手がかかるので、この傾向が強いように思います。しかし、この保育園はまったく逆の発想で運営されている。

大変とは思いますが、これが本来の幼児教育ではないでしょうか?

子供だからこそ、自分で考える癖付けが必要と思います。特に、これからの時代は、AI技術の発達により、これまで人間が行っていた業務がAIに取って代わるようになってきます。その中で、人間だからこそできる業務、仕事しか残りません。自分で仕事を作り出す、あるいは、一芸に秀でることが出来なければ、仕事が無くなる可能性がある!

日本の高度成長時代、バブル経済時代で育ってきた世代は、自分で考えなくても、やるべき仕事はドンドン降ってきた・・・なので、それを正確に、早くこなせる人間がトップに立つことが多かったように思います。

でもこれからの時代は、処理能力ではなく、創造力、個性が必要とされる時代。

この番組を観て、この保育園を卒業された子供たちが、これからの時代のリーダーとして日本を引っ張っていってくれることを期待でき、よかったです!

因みに、齋藤美和さんの7ルールは・・・

1)子どもの「今」の興味を大事にする

2)子どもと目線の高さを合わせる

3)「なるほど」と思ったら携帯にメモる

4)すぐ出ていける格好で寝る

5)人柄の見える服装で保育する

6)息子と熱唱でストレス解消

7)急がず回り道をする

最後に印象に残った言葉を書きます。「ここは、人が育っていく場所。育てる場所ではない」