とんかつ「まい泉」に学ぶ事業承継と絶品「茶美豚」2

前投稿からの続きです!

そんな素晴らしさを感じたまい泉でしたので、急にトンカツを食べようと!と思いたち、とんかつまい泉 青山本店に行ってきました!
祝日の15:00くらいでしたが、10名ほどの行列ができており、しばらく待ちましたが、1名ということもあり、カウンターが空いたので、待ち時間10分ほどで席に座ることができました。そして、メニューを見ると、なんと限定品が多いことか!隣りの外人は、せっかく来たので、限定品を注文しようと「This!」「This!」とメニューを次々と指さしながら言っていきますが、ことごとく「Sold out!」の回答。私も実はせっかく来たので、限定品かな?と思いましたが、メニューの中に、気になる文字が・・・「茶美豚」・・・???

ちゃーみんとん・・・ネットを検索すると、穀物飼料にお茶(カテキン)を加えた茶美豚専用飼料を出荷する約2ヶ月前から与え、飼育している豚とのこと。肉質としては、お茶に含まれるカテキン効果か?「脂がしっかりついていながら、サラッとしている」とのこと。

そこで、私は茶美豚ロースカツ膳+カキフライ1個を注文しました!やはりこの時期は牡蠣も外せません!

待つこと10~15分程度、サクサクの衣を身にまとった美味しそうなトンカツの登場です!

トンカツの衣は、まい泉のようにサクサクのものと、目黒の「とんき」の唐揚げのような固い衣のものがありますが、私はサクサクが好きです!そして、中の肉のジューシー感!たまりません。

今回は茶美豚ということで・・・確かに!普通のロースカツよりサラッと感があります。ジュワーッというよりジャワサラーッ?といった感じでしょうか?(ジュワーッ感が淡白という感じです。)

カキフライも含めておいしかった!値段も2,000円くらいと、限定品よりはだいぶ安く仕上がりました!

やはり、このような揚げ物は家では無理ということで、満足のいく外食でした。

事業承継ということも含めてまい泉に勉強させていただきました。ありがとうございます。

とんかつ「まい泉」に学ぶ事業承継と絶品「茶美豚」1

先日、テレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」にとんかつ「まい泉」の社長が出演されました。

私は銀行員時代の残業の際には、いつも、まい泉のロースカツ弁当を食べながら仕事をしておりましたので、懐かしく、番組を観ました。番組を観るまで知りませんでしたが、もともと、まい泉は小出千代子さんという主婦の方が立ち上げた事業で、1965年10坪の店からスタートし、2000年に売上:60億円を達成。その後、2008年にサントリーに経営譲渡されたとのこと。

番組では、当時の従業員の話しも聞き、創業者のカリスマ性、厳しさ、こだわり(箸で切れるトンカツであり、衣サクサク、中ジューシーで柔らかい)を伝え、サントリー出身の現社長 岡本社長が、経営譲渡された後に取り組んだ人事制度改革を伝えました。

そこで、岡本社長より「サントリーがまい泉を最初から手がけていたら、こんな大きな会社にはできなかった」という言葉に、中小企業の経営の真髄が全て凝縮されています。

世の中には、孫正義氏、稲盛和夫氏のようなカリスマ経営者がいらっしゃいますが、この方々は天才と呼ばれる人たちです。一般的にはなかなかいません。普通は売上規模:100億円まで従業員:100名くらいまでがカリスマ経営者と言われる人が把握できる範囲と思います。これを超えたら、いかに有能な人でも、会社の隅々にまで自分の意思を届けられなくなる。従って、逆に社員のモチベーションが下がってくる。この見極めができる経営者は「引き際」が分かりますが、できない人は権力と地位にしがみつく。

まい泉における、創業者の姿勢、方向性、そして、それを託された大企業に蓄積されたノウハウが永続的に続く会社を作り上げる。それがきれいに合致した形をまい泉は見せてくれました。