映画「ちはやふる」を観て~未来に向かって何かを夢見ていた自分を思い出し、泣けました~

映画「ちはやふる」3部作(上の句、下の句、結び)をイッキ観してしまいました!

原作は末次由紀著作の少女マンガですが、私は、原作は読んでいません。

また、競技かるたの世界を観るのも初めてでした。

ただ、主人公の高校生活の全てを、かるたに賭けた清々しさと、仲間の大切さに感動しました。

★★★★(4点)!・・・(5点満点)

映画では、主人公が高校1年生、2年生、3年生と進学していく様子が、そのまま「上の句」「下の句」「結び」で描かれています。大人と子供のちょうど端境期にあたる高校生活。

何事にも一生懸命でありながら、将来のことも同時に考え、ちょっと大人の気持ちもわかるような時期。人生で1番いいときです。

そこに、マイナーながらも?、歴史があり、意外とハードなスポーツである「かるた」を題材としたところに、この物語の面白さがあります。

映画の中で、印象に残った言葉があります。

・かるた部顧問の先生が、高校3年生になって、自分の将来の進路を決めなければいけなくなった生徒たちに伝えた言葉・・・

→チャンスにはドアノブがついていない。自分からは開けられない、誰かが開けてくれたときに、迷わずそこに飛び込んでいけるか?その心の準備ができているか?

・高校かるた部を創設した主人公が、高校3年生になって、入部してくれた1年生の2人の後輩に向けて、試合前に言う言葉・・・

→2人が入部してくれたとき、なんかとても素敵なことが始まったと思った!その意味が今日、やっと分かった気がする。この3年間、私はずっともらってばかりだった。抱えきれないほど、たくさんもらって、その全部が私を強くしてくれた。だから、今度は私があげる番。受け取ってくれる?

・これからの進路に迷って、それを見出すべく、かるた名人に弟子入りした「真島」(かるた部主将)に対して、名人が言った言葉・・・

→本当に強い人間が、周りをこそ強くする。後進には希望を、相手には敬意を、仲間には勇気を、時間も空間も超えて、永遠になる。